「合同式」は数論(整数の数学)で非常に重要な概念です。以下で、基本から丁寧に解説していきます。
ある整数
と書くとき、これは「A を N で割った余りと、B を N で割った余りが等しい」という意味です。
または、
-
$A \equiv B \pmod{N}$ は「AとBは、Nで割ったときに同じ“余り”になる」ということ。 - 普通の等号(=)と違って、“余りの世界”での等しさを表す。
- なぜなら $ 19 \div 6 = 3$ 余り 1 $ 7 \div 6 = 1$ 余り 1
➡︎ 同じ余りだから、合同。
$35 % 8 = 3$ $3 % 8 = 3$
合同式は以下のような計算のルールが成り立ちます。これはとても便利です。
例えば、大きな数の計算や、周期的な性質を持つものの解析(暗号理論、RSA暗号など)では、合同式を使うと処理が劇的に簡単になります。
「1〜100000のうち、A ≡ x (mod N) を満たす x を出力せよ」
→ このときは、x % N == A % N となるすべての x を出力すればよいです。
| 言葉 | 意味 |
|---|---|
| 合同式 |
AとBの余りが等しい(AとBはNを法として合同) |
| 使い方 | モジュロ計算(%)と等価、周期的な数の処理に便利 |
| 利用例 | 暗号、整数計算、周期問題、競技プログラミングなど |
もっと発展的な話(逆元, 中国剰余定理, オイラーの定理)などもありますが、まずはこの基本をしっかり理解しておくと安心です。